物理学解体新書

ビオトープ(biotope)


ビオトープとは、バイオ(bio)とトポス(topos:場所)を合成した言葉であり、生物の生息空間を意味する。
生息空間といっても、人間に管理や飼育された状態ではない。食物連鎖が完結し、生態系が維持されている空間がビオトープと呼ばれる

広い意味では、地球全体がビオトープと言えないこともない。

実際にはかなり限定された意味で使用される。
たとえば、「森林地帯の開発が進み、生態系が破壊されつつある。残ったビオトープを守らなければならない」などだ。

局地的であっても、自然の生態系が維持されていればそれはビオトープだ。
例えば、人工的に造営された池なかで、魚や水生昆虫、微生物、水草が食物連鎖を形成し、特に人間がエサを与えなくても、各生物が世代交代を繰り返せばそれもビオトープなのである。

つまり、特定の環境のなかで、生態系が維持されていれば、自然であろうが、人工的な緑地であろうがそれはビオトープだ。

街中に緑地を増やしたりする動きがあるが、生態系を考慮しない造営であれば、ビオトープではない。




2005/06/01


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