応力歪(ひずみ)曲線
応力歪(ひずみ)曲線
荷重変形図と応力歪曲線の違い
荷重変形図に似たグラフに応力ひずみ曲線がある。
荷重変形図の荷重を応力に、伸び(変形量)を歪(ひずみ)に変換したグラフが応力歪(ひずみ)曲線だ。
荷重変形図 | 応力歪曲線 | |
縦軸 | 荷重 | 応力 |
横軸 | 伸び | 歪(ひずみ) |
荷重変形図も応力歪(ひずみ)曲線も、グラフの形はほぼ同じだ。
比例限度、弾性限度、降伏点、破断点もそれぞれ対応する。
荷重変形図での最大荷重は、応力歪(ひずみ)曲線では極限強さと言い換える。
荷重→応力の換算
引張試験機で試験片にかかる力が荷重である。
この荷重に対し、試験片内部では引張に逆らうように抵抗する力が生じる。
この抵抗する力は荷重と等しい。
そして単位面積あたりの抵抗する力が応力だ。
従って、荷重を試験片の断面積で割った値が応力となる。
伸び→歪の換算
無荷重時の試験片の長さに対して、荷重により変形した量が「伸び」である。
従って、伸びの単位は長さだ。
伸びを無荷重時の試験片の長さで割った値が歪である。
長さを長さで割るのだから、歪は割合であり、単位はない。
例えば10cmの試験片に荷重を与えて11cmになれば、伸びは1cm、歪は10%である。
スポンサーリンク
2016/12/21