物理学解体新書

電気素量

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電気素量

電気素量とは

電子の電荷\(e\)を電気素量とよぶ。
イオンなど荷電粒子の電荷は必ず、このeの値の整数倍になる。


これは、電子の電荷eが電気量の最小単位であるだ。


電子の電荷\(e\)は \[ e=1.6×10^{-19}[C] \] である。



ミリカンの実験

電気素量はミリカンによる油滴の実験で測定された。


油を霧吹きで噴射し、細かな油滴をつくる。
これにエックス線を放射すると、空気が電離し油滴が帯電する。


油滴は空気抵抗を受けゆっくりと下降する。
このとき、電場をかけると油滴を空中で停止されることができる。
重力とクーロン力が釣り合うからだ。


このときの電場から油滴の帯電量を算出することができるが、必ず\(e=1.6×10^{-19}[C]\)の整数倍となることが分かった。
この電荷eが電気素量であり、電気量の最小単位である。

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2016/12/03



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