酸塩基反応
酸塩基反応
酢酸やアンモニウムイオンは陽子を放出しやすい傾向を持つ。
このような傾向を持つ分子やイオンを酸という。
反対に陽子を結合しやすい傾向を持つ分子やイオンを塩基という。
酸は陽子を放出すると塩基になる。陽子を得れば元の酸に戻るからである。
酢酸(酸)は陽子を放出して酢酸イオン(塩基)になる。
酢酸イオン(塩基)は陽子と結合して酢酸(酸)に戻る。
酢酸イオン(塩基) + 陽子 → 酢酸(酸)
アンモニウムイオン(酸) は陽子を放出してアンモニア(塩基)になる。
アンモニア(塩基) は陽子と結合してアンモニウムイオン(酸)に戻る。
アンモニア(塩基) + 陽子 → アンモニウムイオン(酸)
このような反応の関係にあるので、
酸は塩基と陽子からできている
と言っていい。
陽子は単独では安定して存在できない。
酸が陽子を放出するときは、必ず陽子を受け取る塩基がそばにいなくてはならない。
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2007/06/21