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10分間音読法

10分間音読法とは


毎日10分間、音読を続けるという勉強法がある。
たった10分の積み重ねであるが、意外な効果がある。
「10分間音読法」という。


教科書・参考書・テキストの類を10分音読する。
内容を理解しようとか、覚えようという気持ちは不要だ。
とにかく、ひたすら音読する。
10分、経過したらそこで打ち切る。


翌日は続きを音読する。
10分間、ひたすら音読する。
これを毎日繰り返す。
黙読では効果に乏しい。必ず音読する。
1〜2か月程度で、一冊読み終える。


読み終えたら、また最初から音読する。
半年間で一冊を5回程度読むことになる。
これだけ読むと概要や論の展開が頭に入る。
用語なども記憶される。


毎日の音読には脳を強化する効果がある。(参照:試験の前に脳活性化)
このため、記憶力や理解力、読解力、集中力が高まるので、学習能率が向上する。
読んだ教科書以外の科目の習得にも、好影響を及ぼすことになる。


この方法を取り入れて、成果を出している塾や学校もある。
ある予備校では、社会科の教科書を毎日10分音読し、他の教科の成績まで向上させるのだそうだ。
音読の継続によって社会科の内容が頭に入るだけでなく、文章を読み取る力がつく。
英語以外のどの科目の教科書も、日本語で書かれている。
読み取る力が付くと、全科目の習得に有利になるのだ。


また、ある企業の営業部門では、音読を実施しているとも聞く。
新製品が発売されるたびに、営業担当は機能・性能を理解・暗記しなくてはならない。
製品カタログを音読し、製品の機能・性能を頭に入れるのだ。


10分間音読法は、キチンと継続すればこのように効果が出る。
単なる暗記術ではなく、脳のパフォーマンスそのものが機能アップするからだ。
10分間音読法で脳を強化し、論の展開を頭に入れておけば、通常の勉強や試験勉強もずいぶんと楽になるはずだ。(「しなくていい」とは言っていない)


10分間音読法をぜひ活用して欲しいが、ネックは「どうやって継続するか」である。
「効果は分かったが、続ける自信がない」といった意見も出てくると思う。
そこで、10分間音読法を毎日継続するための秘訣を、次ぎのページで解説する。

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2005/10/13



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