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10分間音読法継続の秘訣


10分間音読法は、毎日実施しなければ効果がでない。
三日坊主で終わらないためには、以下の3つの工夫が必要だ。
①簡単でストーリー性のある教科書・参考書を選ぶ
②生活の中に組み込む
③継続した実績が目に見えるようにする




①簡単でストーリー性のある教科書・参考書を選ぶ

数式の展開ばかりの教科書・参考書であったら、苦痛になる。
数式の少ない、文章中心のテキストがいいだろう。
加えて他の教科の基礎となる内容が好ましい。


この観点で選択すると、以下の書籍が推薦できる。
単位が取れる力学ノート
物理の1、2、3


特に力学は、物理の各分野の基礎として確実に理解しておきたいし、落下運動などイメージが掴みやすい。力学の内容全体が頭に入っていると、他の科目の習得も楽になる。
反対に、行列理論のテキストでは抽象的すぎて、10分間音読法では活用しにくい。


もちろん、この他にもご自身のケースに応じて選択してかまわない。
量子力学や情報理論を学習の中心に据えたい人は、その方面の入門書を検討してもいいだろう。




②生活の中に組み込む

「時間があるときに10分読む」というスタンスでは、続かない。
以下のような具体的なルールを設定するといいだろう。
寝る前に歯を磨いたら10分読む。
トイレで座って10分読む。


トイレも歯磨きも、強い決意によって毎日継続している人はいない。
いつの間にか生活のサイクルに組み込まれてしまっている。
10分間音読法では、このように音読を生活のサイクルの一部にしてしまうのが、キーなのだ。
10分という長さは絶妙である。これ以上長いと生活のサイクルに組み込みにくいからだ。




③継続した実績が目に見えるようにする

10分間音読法を実施したら、カレンダーに丸印をつけるようにする。
丸印が増えるに従い、中断するのが惜しくなる。
「連続10日達成」とか、「連続1か月達成」等を迎えるごとに、止めたくなくなるだろう。
完全に生活サイクルに組み込まれても、丸印は継続して付けるようにしたい。
「止めようかな」という悪魔のささやきを防ぐためだ。



くどいが、10分間音読法によって、通常の勉強や試験勉強が「楽になる」のであって「不要」になるのではない。
通常の勉強や試験勉強が最小限の労力で、最大の効果を発揮するために、10分間音読法を活用して欲しい。

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2005/10/13



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