物理学解体新書

電磁波

HOMEピンポイント解説電磁波>電磁波とは

電磁波とは

目に見える光(可視光)、電波、赤外線、紫外線、X線などを総称して電磁波と呼ぶ。
光も電波もX線も互いに違うものに思えるが、これらはすべて「電場と磁場が交互に発生して伝播していく波」という共通点を持つ。
電磁波とは、「電場と磁場が交互に発生して伝播していく波」のことなのだ。


波の山の頂点から次の山の頂点までの距離を波長、1秒間に波が繰り返す回数を周波数と言う。
周波数と波長は反比例の関係にある。
周波数が高いと波長は短くなり、波長が長いと周波数は低くなる。
電磁波


電磁波は波長ごと(周波数ごと)に違う名前で呼ばれている。
波長が約0.4〜0.8μmの範囲であれば、その電磁波は「可視光」である。
100〜1000mの範囲であれば、それはAM放送で使用される電波(中波)だ。


電磁波は長い波長(低い周波数)から短い波長(高い周波数)にかけて、

ラジオ波→マイクロ波→テラヘルツ波→赤外線→可視光線→紫外線→X線→ガンマ線

と名前が変化する。
つまり、これらの名称は電磁波を波長ごと(周波数ごと)に分けた呼び方なのだ。


これらの名称は、利用分野・研究分野によって異なる場合が多々あるので注意を要する。


なお、ガンマ線は電磁波であるが、アルファ線、ベータ線は電磁波ではない。
アルファ線はヘリウムの原子核、ベータ線は電子だからだ。
空気の振動波である音波も電磁波ではない。

■次のページ:電磁波は危険なのか

このページのTOPへ



スポンサーリンク

2007/06/14



スポンサーリンク

Amazon.co.jpアソシエイト



スポンサーリンク

Amazon.co.jpアソシエイト