物理学解体新書

中間子

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核力の源は何か?

極めて狭い範囲に核子(陽子と中性子)が集まって原子核になっている。
陽子は正の電荷を帯びているので、狭い範囲に集まれば電気的な反発が強いはずだ。
しかし、一つの原子核にまとまっていられるのは、電気的な反発力以上に強い力で結びついているからである。
この力を核力という。


万有引力クーロン力は距離の二乗に反比例して弱くなるが、遠くまで伝わる力だ。
これに対し核力は極まて近い距離(10-15m程度)しか作用しない。
このため原子核のサイズが大きくなると、陽子の数が増えて電気的な反発力が核力を上回るので不安定になるのである。


原子核は化学反応で壊れることはない。
核力は非常に強力なのだ。


核力の源となっているのが中間子である。

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2016/11/19



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