物理学解体新書


アクチニウム系列

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アクチニウム系列とは

アクチニウム系列は、ウラン235から始まり鉛207に至る崩壊系列である。
アクチニウム系列に属する核種は質量数を4n+3で表すことができる。
このため4n+3系列ともいう。



不安定な原子核は、アルファ線ベータ線を放射して他の元素へと変化する。
この現象が原子核崩壊だ。



アルファ線は、陽子2個と中性子2個のカタマリである。
原子核がアルファ線を放射して崩壊すると、崩壊後の原子核は最初の原子核より質量数が4減少したことになる。 陽子と中性子を2個ずつ失ったからだ。



崩壊後の原子核が、またまた不安定なら、さらに崩壊する。
アルファ崩壊なら質量数がまた4減少する。



ベータ崩壊は質量数に影響しないので、元素は崩壊を繰り返しながら質量数を4ずつ減らしていくことになる。
アクチニウム系列に属する核種の質量数はみな4の倍数に3を加えたものだ。
このためアクチニウム系列は4n+3系列とも呼ばれている。

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2010/03/22



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