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マイケルソン・モーリーの実験の原理

地球はエーテルの中を動いている

地球はエーテルの中を自転し公転ているのだから、真夜中は東側からエーテルの向かい風を受けていることになる。
南北方向には、このエーテルの風はないはずだ。

このことから、東西方向と南北方向では光の速度が違って観測されるはずである。
この方向による光の速度の違いを検出することで、エーテルの存在を立証することが、マイケルソンとモーレーの意図だった。

ところが実験の精度を高めても、方向による光の速度の違いは確認できなかった。

このことから、エーテルは存在しないことが分かったのだ。
エーテルが存在しない以外に、結論はもう一つある。

干渉によってエーテルを検出する

光源から出た光は、ハーフミラー(半透明の鏡)に当たりここで直角に二分される。

それぞれをの光は、さらに2つの反射鏡に反射し戻ってくるところで干渉する。

このとき、異なる経路を進んでため、エーテルに対する速さもが異っているはずだ。
このため位相差を生じるので、この位相差を検出すれば、それがエーテルの存在の証明になる。

■次のページ:光速度不変の原理

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2018/08/12



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