物理学解体新書

シェハリオンの実験

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シェハリオンの実験

山の近く振り子を静止させても、振り子は鉛直方向を向かない。
山の重力の影響で、振り子が偏るからだ。

この偏りと、鉛直方向との角度の差が分かれば、山の重力の影響が分かる。

これを実験で確かめるために、シェハリオン山に向かったのがグリニッジ天文台長のネヴィル・マスケリンだ。

マスケリンは、天体観測によって鉛直方向を確認し、振り子の偏りの角度をシェハリオン山の周囲で確認した。

この実験ではシェハリオン山の体積を測量によって、算出しなくてはならない。

シェハリオン山の体積から、地球の質量を5×1021トンと見積もった。

なお、シェハリオン山の測量の過程で、等高線が考え出された。

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2017/06/19



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