ブラッグ反射
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デバイ・シェラー環とラウエの斑点
デバイ・シェラー環とラウエの斑点の違い
ブラッグの反射条件に関するトピックスとして、「デバイ・シェラー環」と「ラウエの斑点」がある。
どちらも、ブラッグの反射条件によってX線の画像として得られる。
「デバイ・シェラー環」と「ラウエの斑点」はよく混同されるので、ここで整理しておこう。
現象 | デバイ・シェラー環 | ラウエの斑点 |
照射するX線 | 波長λが一定のX線 (単色X線) | 様々な波長を連続して含むX線 (白色X線) |
試料の状態 | 粉末、または多結晶 | 単結晶 |
画像ができるしくみ | 結晶は多結晶なので、結晶面の向きは様々だ。 様々な結晶面の向きの中で、たまたま、ブラッグの反射条件に適合した結晶面で反射が起こり、画像ができる。 ブラッグの反射条件に適合すれば、反射後のX線も他の面で、さらに反射する。 これを繰り返すために、環状の画像となる。 |
白色X線なので、含まれる波長λは様々だ。 様々な波長λの中で、たまたま、ブラッグの反射条件に適合した波長λのみが結晶面で反射し、画像ができる。 ブラッグの反射条件に適合すれば、反射後のX線も他の面で、さらに反射する。 これを繰り返すために、斑点状の画像となる。 |
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2007/06/28
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