ボルタ電池
ボルタ電池の分極
ボルタ電池の分極の原理
電池の起電力が低下する現象を分極という。
ボルタ電池の起電力は1.1V程度だが、電流を流して数分で起電力が0.5V程度まで低下する。
これが、ボルタ電池の分極だ。
負極側(亜鉛版)では、亜鉛イオン(Zn2+)の濃度が高まり、一部が亜鉛に戻ってしまう。
この影響でイオン化の勢いが低下する。
陽極側(銅板)では気泡が包み込むので、水素イオン(H+)が電極に接触しにくくなる。
負極側(亜鉛版)から亜鉛イオンが出にくくなり、陽極側(銅板)では水素イオンが電極までたどり着きにくくなる。 このため電流が流れにくくなのでボルタ電池の起電力が低下する。
これがボルタ電池の分極の原理である。
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2010/03/29
2011/08/11