重力質量と慣性質量
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重力質量と慣性質量の違いは?
質量が大きい物体ほど動かしにくい。
そして質量が大きいほどより大きな万有引力を生じる。
と言うことは、質量には2つの側面があることになる。
一つ目は、万有引力の源としての側面だ。
万有引力は物体の間に作用し、互いに引き付けあう力だ。
その力の大きさは相互に引き合う物体の、それぞれの質量の積に比例する。
つまり、それぞれの質量が大きいほど、作用する万有引力は大きいということだ。
この側面を捉えた場合の質量を特に重力質量という。
「重力質量」は万有引力の大きさを決定する量だといってもいいだろう。
二つめは動きにくさの尺度としての側面だ。
質量の大きな物体は動かしにくく、質量の小さな物体はより少ない力で動かしたり、動きの方向を変えることができる。
運動の第二法則だ。
この側面を捉えた場合の質量を慣性質量とよぶ。
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2007/12/16