科学史の人物
アンペール
生1775
没1836
アンペールはリヨンで生まれたフランスの物理学者・化学者・哲学者である。
裕福な家庭に生まれながら、ほとんど独学で学び、幼児期から秀才ぶりを発揮した。
少年の頃から、ベルヌーイやオイラーのラテン語の著作を読み周囲を驚かしたというエピソードが残っている。
電流の単位A(アンペア)はアンペールの名に由来する。
フランス革命のさなか、父が処刑されたことから一時期無気力に陥るが高校の教師としての職を得る。
やがてパリ理工科大学、パリ大学で教授になった後、電流が流れる2本の導線の間に作用する力(アンペールの法則:1820)、電流の周囲の磁場(右ねじの法則:)を発見する。
これらの業績により「電気のニュートン」と呼ばれることもある。
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2005/08/20