物理学解体新書

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科学人物リスト


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ア行

アボガドロ

1モルを構成する物質に含まれる粒子(分子・原子・イオン等)の数量をアボガドロ定数という。
これは、イタリアの物理学者アメデオ・アヴォガドロに由来する。

「同温同圧の気体は、同一体積中に同数の分子を含む」という法則はアボガドロによって発見された。
この法則をアボガドロの法則という。

最初は弁護士として法律事務所で働いていたが、後に物理学者へ転向する。


アンペール

アンペールはフランスの物理学者・化学者・哲学者である。
電流の単位A(アンペア)はアンペールの名に由来する。

パリ理工科大学、パリ大学で教授になった後、電流が流れる2本の導線の間に作用する力(アンペールの法則:1820)、電流の周囲の磁場(右ねじの法則:)を発見する。

電流の単位A(アンペア)はアンペールの名に由来する。
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ガリレオ

自然科学に実験を導入した人物がガリレオである。
従来の自然科学では、重い物体は軽い物体よりも落下速度が速いと考えられていた。
ガリレオはこれを落体の実験によって確認し、数学を用い落体が等加速度運動であることを見出した。
実験事実を数学的手法によって解明するという近代科学は、ガリレオによって生み出されたのである。
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カ行

ガルバーニ

カエルの解剖をする時に、メスが触れるとカエルの足の内部に電気が発生し、ピクっと反応するのを発見した。
これをガルバノ電池という。


カルノー

カルノーサイクルを研究し、熱力学第二法則の基礎概念に到達した。


キャベンディッシュ

キャベンディッシュは、他人との接触を極度に嫌い、自分の楽しみや知的好奇心のためだけに、部屋にこもって物理や化学の研究に没頭していた。
だから、新発見をしても、発表しないことも多々あった。

キャベンディッシュの死後70年経って、自筆のノートが発見された。
そのノートには、キャベンディッシュの時代には まだ未発見であったはずの法則が、記述されていた。
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サ行

ジュール

ジュールは正規の研究者ではない。
家業の醸造業を営みながら、研究を続け、熱の仕事当量を見出した。
熱量の単位ジュール[J]は、この人物に由来する。


タ行

チャドウィック

中性子を発見した。大戦中はマンハッタン計画に従事している。


トムソン(JJトムソン)

電子を発見し、比電荷や素電荷を測定した。
原子モデルを提案したが、これは誤りであった。


トムソン(ケルヴィン卿)

熱力学の第二法則、ジュール=トムソン効果を発見した。
熱力学的温度の単位ケルビン[K]はこの人物に由来する。


トリチェリ

トリチェリは、ガリレオの弟子の一人である。
ガラス管中の水銀を使用して史上初めて真空を作り、大気圧を発見した。
トリチェリの定理を発見した。

圧力の単位に「トル(Torr)」がある。
これはトリチェリに由来する。



ナ行

ニュートン

ニュートンはケンブリッジ大学の学生であった。
在学中、ペストが流行し大学が閉鎖されことがある。
やむなくニュートンは故郷ウールスソープ村に帰り、大学が再開するまでの18か月をそこですごした。

この間の独学によってニュートンは、万有引力の法則、運動の法則、微分積分学に到達した。
光学の実験を行ったのものこの時期である。
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ハ行

ファラデー

ファラデーは、向学心の強い子供であったが、貧困のため小学校しか卒業していない。

13歳のときに学業を断念し、製本工場に見習奉公に出ることになった。

この製本工場では、ブリタニカ大百科事典が取り扱われていた。
ファラデーは仕事の合間を見つけては、ブリタニカ大百科事典を読みふけり、科学への興味を強めていった。

当時の大化学者デイヴィに、才能を見出されたファラデーは正規の研究者として認められた。
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フック

「バネの伸びは、加えた力に比例する」というフックの法則を発見した。
スライスしたコルクを観察することによって細胞を発見した。
ニュートンとは宿命のライバルである。


ボイル

「温度が一定の気体では、体積と圧力は反比例する」というボイルの法則を発見した。


ボルツマン

気体分子運動論を研究し、ボルツマン定数を導き出した。晩年はうつ病に罹患し自殺した。


マ行

マックスウェル

それ以前に発見されていた電磁気の諸現象を、4つの方程式にまとめあげ古典電磁気学を完成させた。
この方程式を「マックスウェル方程式」という。
電磁波の存在はマックスウェル方程式によって予告されたものである。

熱力学や統計力学でも業績を残している。


マリ・キュリー

マリ・キュリーは、ラジウムとポロニウムを発見した。
女性初のノーベル賞受賞者であり、ノーベル賞を2度受賞した唯一の人物である。
放射線の影響により白血病で他界した。


マルコーニ

史上初の無線通信の実験を成功させ、後日、無線電信の会社を創立した。


ヤ行

ヤング

ヤングは光の波動説を主張した。
エネルギーという用語を最初に使用した人物である。
医師でもあるが、考古学でも業績がある。


ラ行

ラザフォード

ラザフォードはα線、β線、原子核を発見し、原子核変換に成功した。
「原子核物理学の父」と呼ばれている。


ワ行

ワインバーグ

電磁気力と弱い力を理論的に統一させ、ワインバーグ・サラム理論を完成させた。


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2007/11/22



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