試験対策の基本戦略
基本戦略とは
努力・根性・忍耐ももちろん大切だが、それだけでは、無駄が多い。
限られた時間で、試験対策するためには、「努力・根性・忍耐」だけでは、太刀打ちできない。
合理的な行動計画や情報戦が必要になってくる。
本サイト「物理学解体新書」では、「普段からマジメに勉強しておきましょう」等のきれいごとは言わない。
脳科学・心理学に基づいた勉強法により、最小の労力で最大の効果をあげるための試験対策を提案していく。
「広く深く勉強し、学科でトップになる」
「最低点でもいいから、留年だけは避けたい」
「平均して8割取れればいい」
試験で狙うレベルは人により異なる。
学力や目標レベルが異なっても、試験対策の基本戦略は変わらない。
以下の2つが基本戦略の両輪である。
実施項目 | 実施内容 |
内容・理論の習得 | 試験範囲になっている事項の概念や数式の意味を理解する。 |
予想問題の反復練習 | 予想問題を反復して練習する。 |
一夜漬けであっても、計画的な勉強であっても、この基本戦略の通りに勉強しているはずである。
ただ、一夜漬けのでは、脳科学的に効果が出にくいだけなのだ。
(詳細は「進化から見た記憶のヒント」)
「内容・理論の習得」と「予想問題の反復練習」が試験対策の両輪であることは容易に納得できる。
内容・理論を理解していても、出題形式に不慣れだと得点にならない。
元々から純粋に物理が好きな人が、内容・理論は分かっているのに、問題をどう解いていいのか分からないといったケースに陥る場合が多い。
問題の練習量が足りないのだ。
反対に「予想問題の反復練習」を徹底して出題パターンに慣れ、ある程度得点することも可能である。
しかし出題パターンの慣れだけで臨むと、出題の傾向の変化に対応できない危険がある。
知らない問題が出題された場合、内容・理論の習得が不十分なので太刀打ちできないのだ。
「内容・理論の習得」と「予想問題の反復練習」は相互に補完しあう関係にあることを十分に認識する必要がある。
ここでは、「内容・理論の習得」と「予想問題の反復練習」の方法をそれぞれ具体的に解説する。
学内での試験という観点での説明になるが、公的な資格試験の受験にも応用できる方法でもある。
公的資格にチャレンジする方も参考にしていただければ幸いである。
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2005/10/13