物理学解体新書

試験対策の基本戦略

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練習の方法

「勉強ではなく練習」と割り切っていいだろう。
スポーツの選手が練習するとき、当てずっぽうに練習しない。
自分に欠けている部分を客観的に見極め、そこを伸ばすために、合理的なカリキュラムに従って練習する。
そこには「瞬発力を強化しよう」「持久力を向上しよう」といったような明確な目的意識があるはずだ。


出題パターンに慣れるために、練習するときも「出題率が高い問題がスラスラ解けるようになる」という明確な目的意識を持つ必要がある。


問題集を開いて、まず、問題を解いてみる。
問題を読んだとたんに、解法が浮かびスラスラ解けた場合は、丸印をその問題につけておく。
丸印が付いた問題は、次から手を抜いていいのだ。


1分考えても、解法がまったく検討つかない場合は、すぐに解答と解説を読んで解法を理解しよう。
解法を見ながらでもいいから、その問題を解いておく。
その後、次の問題に移り、同様に1分考えてダメならすぐに解答と解説を読む。
スラスラ解けたら丸印をつける。
問題を解いたら、正解しても、しなくても日付を記入しておく。


全問これをやったら、また最初の丸印のない問題にもどる。
これを繰り返すと、最初歯が立たなかった問題も、何とか解けるようになる。
さらに繰り返すと、スラスラ解答できるようになる。
回を追うごとに、スラスラ解答できる問題が増えるので、丸印が増えていく。


このように、 ①丸印のない問題を解く。
②スラスラ解答できたら、丸印を付ける。
③1分考えても分からない問題は、解説を見ながら解く。

の3つのステップを反復すればいいのだ。


全問に丸印がついたときは、全問がスラスラ解ける状態になっている。
分厚い問題集だとこれができない。薄い問題集が必要なのだ。


分からない問題には、1分以上付き合う必要がない。
すぐに解説を読んで、納得しながらその通りに解いてみる。


だから、薄くて解説が充実している問題集を選ばなくてはならない。


なお、この方法は、出題パターンに慣れることを目的としている。
「内容・理論の習得」が伴っていなくては、少し傾向の異なる問題には対処できない。
「内容・理論の習得」の取得も平行して実施する必要がある。


どうしても時間が足りない場合は、「内容・理論の習得」よりも、「予想問題の反復練習」に注力した方がよい。
より実戦に向いているからだ。
ただし「時間が足りない場合」に限ってのことである。


あわせて以下の記事も参考にしていただければと思う。
試験前に脳活性化
勉強のコツあれこれ

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2005/10/13



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