物理学解体新書

万有引力の法則

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万有引力定数

万有引力定数とは

万有引力の法則の式を再度みてみよう。

万有引力の法則


物体間に作用する万有引力の大きさは、物体間の距離の二乗に反比例し、質量の積に比例している。
そして比例定数Gを万有引力定数という。

万有引力定数の値は「6.672×10-11Nm2kg-2」である。
マイナス11乗という指数から見ても、いかに引力の大きさが日常で検知しえないほど小さいことが分かる。


ニュートンの時代以後、Gの値を求めることが課題となった。
万有引力定数Gを実験によって求めたのはキャベンディッシュである。


当時、gは実測によって、rは測量によって値が明確になっていた。
従って、G の値が分かれば、GM/r2= gの関係から地球の質量Mが算出できることになる。


キャベンディッシュのこの実験は「地球の質量を求める実験」と評された。


万有引力定数と重力加速度

地球上の物体はすべて、万有引力の作用により地球の中心へ向かって引かれている。
地球が物体を引く力を重力という。



支えがなければ、物体は重力の影響で地球の中心へ向かって移動する。
つまり落下するのだ。
この落下の速度は一定ではない。
だんだんとスピードアップする。つまり加速するのだ。



落下時の加速度は、すべての物質で同一である。
重い軽いに関係なく(質量の大小に関係なく)同じ加速度で落ちるのだ。



この落下するときの加速度を、重力加速度という。
[..重力加速度のさらに詳しい説明..]



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