物理学解体新書

力積と運動量

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運動量と運動エネルギー

運動量とは運動する物体の勢いを示す量である。
後述する「運動エネルギー」とイメージが似ているがまったく別の概念である。


名称特性定義
運動量ベクトル量
運動エネルギースカラー量


ここに同じボールが二つあったとする。(それぞれA、Bとする)
当然、AとBの質量、直径、素材はともに同一だ。


ここでAは速く、Bは遅く一直線上で転がした場合、Aの方が運動の勢いが大きいことは明らかだ。


今度は質量の異なる二つのボールで考えてみよう。
同じ速度で転がしても、より質量のおおきいボールの方が運動の勢いは大きいと考えてよいだろう。


運動の勢いである運動量は速度と質量に比例するのだ。
つまり、運動量は質量と速度の積である。
式ではP=mvと記す。
質量と速度とを掛け合わせるのだから単位は[kg・m/s]となる。


この式を見て分かることは、運動量は物体の大きさや素材は無関係であることが分かる。

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2005/06/03
2007/11/19



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