エネルギー保存の法則
HOME> 仕事とエネルギー>エネルギー保存の法則>エネルギー保存の法則と力学的エネルギー保存の法則の違い
エネルギー保存の法則と力学的エネルギー保存の法則の違い
エネルギー保存の法則は、力学的エネルギー保存の法則と混乱しやすい。
くどいが重要なので、再度整理しておく。
エネルギー保存の法則 | 力学的エネルギー保存の法則 |
エネルギーの形態が変っても、その総量は変化しない。 | 保存力の作用する場で、ポテンシャルエネルギーと運動エネルギーの和が一定になる。 |
力学的エネルギー保存の法則は、保存力の作用する場に限定して成り立つが、エネルギー保存の法則は、保存力とは無関係に成立する。
エネルギー保存の法則は、あらゆる状況で成り立つ自然界の根本の法則だ。
「力学的エネルギー保存の法則」や「熱力学の第一法則」「ヘスの法則」はその一部分にすぎない。
そして、根本の法則であるために、場面ごとに違った法則となって現れてくる。
物体が保存力のみを受けて運動すれば、力学的エネルギー保存の法則として現れる。
シリンダをピストンで押せば、熱力学の第一法則が現れる。
化学反応時の熱を観察すれば、ヘスの法則となって現れるのだ。
■最初のページ:仕事とエネルギー:目次
スポンサーリンク
2005/08/27
2007/12/09