実験レポートの書き方
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実験の装置
実験に使用する機器を説明する。
各機器の電源電圧や、最小目盛り、測定精度など、実験結果に影響を与える仕様項目を書く。
メーカー名、メーカー型番を書いておくのも忘れてはならない。
他人が追試を行うとき、再現しやすいからだ。
メーカー型番を頼りに、WEBでその計測器について調査してもいいだろう。
計測器の原理まで把握できる。
ゼロ点補正の有無は確かめておきたい。
さらに実験中ゼロ点が安定しているかどうかも見ておく。
ゼロ点が安定の度合いは、測定値に対する考察で、ネタになる。
ゼロ点が安定していたのか、不安定だとしたら触れ幅はどの程度かなどを、押さえておく。
実験中、発熱する機器があれば、それも押さえたい。
発熱が実験に与える影響や、実験中どうやって排熱しかたなども、考察ネタになるからだ。
繰り返してくどいが、考察ネタは、実験前・実験中に押さえておく。
レポート提出の前日に考えても苦しいだけだ。
もし、実験に使用する装置の取扱説明書があったら内容を確認しておきたい。
取扱説明書には「使用上の注意」が書かれている。
「使用上の注意」を注意を守らないと、「本来の性能を発揮しない」等が記載されているはずだ。
「使用上の注意」の内容をヒントに、測定精度に影響を与える事項をピックアップし、考察で論じることができる。
もちろん取扱説明書の丸写しはいけない。
さらに、取扱説明書には「従わないと使用者がケガする」の注意事項もある。
「災害を防止し、かつ実験精度をさげないために、このような措置をとった。
今後もこの対策を徹底したい」というのも考察になる。
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2005/09/04