運動の3法則
運動の3法則とは
物体の動く様子を物体の運動という。
空中に投げられたボールや、斜面を滑るソリ、落下する石などが運動の例だ。
この例に限らず、この世の中のモノの動きは、すべて運動である。
静止している場合も物体の運動に含まれる。
「動いていない」という運動だからだ。
あらゆる物体の運動には、共通した特徴がある。
それは、運動の状態は力によって変化するということだ。
力と運動とは、互いに密接に関連しているのである。
力と運動の密接な関係をまとめた法則が3つある。
これらをまとめて運動の3法則という。
ニュートンの運動の3法則とも言われる。
下表の3つが運動の3法則だ。
慣性の法則 (第1法則) | 物体は力が加わらないかぎり、そのままの状態を続ける |
運動方程式 (第2法則) | 物体に力が加わると、質量に比例した加速度を生じる |
作用反作用の法則 (第3法則) | 物体に力が加わると、物体は同じ大きさの力で押し返す。 |
物体に働く力と、運動の関係を論じるのが力学である。
力学を活用すれば、
「どんな力が働いたとき、どのように動くか」
「このような動きをする場合、どのような力が働いているのか」等
といった疑問が解明することができるのだ。
つまり、この3法則が力学の根本をなす基本原理なのである。
次のページから、3つの法則を順次解説する。
■次のページ:慣性の法則(第1法則)
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2005/06/03
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