重力加速度
落体の法則と重力加速度
落下時の加速度は質量の
大小によらず一定だ。
この加速度が重力加速度である。
重い物体も軽い物体も同じ速度で落下する。
だから、高いビルから重い物体と軽い物体を同時に落下させると、両者は同時に地面に到達する。
質量の大きい物体ほど、大きな引力が加わる。
このため、質量の大きい物体ほど、速く落下するように思えるがそうではない。
物体ほど動きにくいからだ。
質量の大きいと力は大きくかかるが、同時に動きにくくなる。
このため、質量の大小は落下のスピードにとって、有利と不利が相殺されてしまう。
つまり、質量の大小は落下のスピードに影響を与えないのだ。
このため、物体は質量の大小に関係なく、同じ速度で落下する。
ところが、物体は、落下の始めから地面への到達直前まで一定の速度で落下し続けるのではない。
落下しながらだんだんとスピードアップする。
つまり加速するのである。
落下時の加速度は、すべての物質で同一である。
重い軽いに関係なく(質量の大小に関係なく)同じ加速度で落ちるのだ。
この落下するときの加速度を、重力加速度という。
引力によって引かれるといいながら、重力加速度と表現する。
引力と重力の違いは後述する。
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