つり合いの条件
つり合いの条件と力のモーメント
力のモーメントの方向が逆になると、符合も逆であった。
天秤がつりあっている場合、左右の力のモーメントの合計はゼロになるということだ。
錘(おもり)が多数になっても、同様だ。
各錘によって生じる力のモーメントを左右それぞれ合算すればいい。
左右の合算値が等しければ、その天秤はつりあっている。
左右の力のモーメントの合計が、等しく、符号が逆なので、総和はゼロになる。
つりあっているのは、力のモーメントだけではない。
力もつりあっている。
天秤にかかる力は、各錘が天秤を引く力F1〜F5と、天秤を吊り下げている糸の張力F0だ。
(天秤にかかる重力は無視)
F1〜F5の合計とF0は、大きさが等しく向きが逆である。
だから、天秤は落下しないのだ。
天秤がつりあうための条件をまとめよう。
回転しないための条件 | 力のモーメントの総和がゼロ |
落下しないための条件 | 力の総和がゼロ |
■最初のページ:天秤のつり合いの条件
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2005/07/02