角運動量
角運動量と力のモーメント
角運動量の式の両辺を時間tで微分してみよう。
角運動量を時間で微分すると、力のモーメントになった。
つまり、角運動量の時間変化が力のモーメントに相当するということだ。
このことを、並進運動と対比してみよう。
運動 | 並進運動 | 回転運動 |
式 | ||
式の意味 | 運動量の時間変化が力に相当する。 | 角運動量の時間変化が力のモーメントに相当する。 |
式の解釈 | 加える力が大きいほど、運動量の変化は大きい。 運動量の大きな物体を急停止するには、大きな力が必要である。 小さな力であっても、時間をかければ、運動量の大きな物体を減速させることができる。 |
加える力のモーメントが大きいほど、角運動量の変化は大きい。 角運動量の大きな物体の回転を急停止するには、大きな力のモーメントが必要である。 小さな力のモーメントであっても、時間をかければ、角運動量の大きな物体の回転を減速させることができる。 |
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2005/07/10