角運動量
角運動量と慣性モーメント
角運動量を、回転半径と運動量の外積で表現した。
その他に、慣性モーメントと角速度の積で表現する方法もある。
回転半径と運動量の外積で表現 | L=r×P |
慣性モーメントと角速度の積で表現 | L=Iω |
繰り返すが、並進運動と回転運動は対応して考えると理解しやすい。
角運動量に関する物理特性を、並進運動と回転運動で比較しておこう。
運動 | 並進運動 | 回転運動 |
式 | P=mv | L=Iω |
式の意味 | 質量(慣性質量)と速度の積が運動量である。 | 慣性モーメントと角速度の積が角運動量である。 |
式の解釈 | 質量が小さくても、速度が速ければ運動量が大きい。(例:銃弾) 速度が遅くても、質量が大きければ、運動量は大きい。 |
慣性モーメントが小さくても、角速度が速ければ角運動量が大きい。 角速度が遅くても、慣性モーメントが大きければ、角運動量は大きい。 |
■次のページ:角運動量保存の法則
スポンサーリンク
2005/07/10