物理学解体新書

仕事と仕事率

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仕事の単位

力と移動距離をかけたものが仕事だ。
だから仕事の単位は力の単位N(ニュートン)と距離の単位m(メートル)をかけたNm(ニュートン・メートル)になる。


仕事は非常に重要な概念だ。だから仕事には特別な単位J(ジュール)が割り当てられている。
1[Nm]= 1 [J]の関係がある。


ジュールという単位をイメージするには以下の例がいいだろう。
2リットル入りのPETボトルを、床から1mの高さまで持ち上げる場合、これに要する仕事は約20 [J]だ。
20J


2リットル入りのPETボトルの質量は約2[kg]、これに地球の重力加速度9.8[m/s2]がかかる。
つまりこのPETボトルには約20[N]の力で地球に引かれていることになる。


この約20[N]の力に逆らって1[m]持ち上げるのだから、このときの仕事が約20 [J]になるのだ。


J(ジュール)は発熱量の単位としても使用される。
熱も仕事の一形態だからだ。

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2005/08/07



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