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静電遮蔽

静電遮蔽(静電シールド)とは

電気力線は、導体の内部に侵入できない。
この性質を利用したのが静電遮蔽(せいでんしゃへい)だ。
静電シールドともいう。


導体ケースを接地し、内部に箔検電器を置く。


これに正の帯電体を近づける。
すると静電誘導により導体ケースに正負の電荷が生じるが、接地されているのでアースを通じて正の電荷は大地に逃げてしまう。

箔検電器の構造


導体ケース表面の負の電荷は、正の帯電体に近い部分に集中する。
電気力線は、導体ケース表面の負の電荷と正の帯電体を結ぶので、導体ケースの内部には入らない。


導体ケースの内部には電場が及ばないので、内部の箔検電器は開かない。


上記のように接地した導体ケースの内部は、外側の電場の影響を受けないのだ。
このため精密な電子機器等を接地した導体ケースで覆うことで、外側の電場からの影響(ノイズ等)を避けることができる。


これとは反対に、導体ケースの内部に電荷を置いても、この電荷は外部に影響しない。
電気力線が導体を通過することができないからだ。


金属板で密閉された金属ケースでなくても、静電遮蔽はできる。
金網でも十分だ。

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2016/11/27



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