物理学用語辞典
マ行
マイクロコントローラ
コンピュータシステムの機能を1つの半導体チップ上で実現したLSI。
マイクロ波
電磁波のうち周波数が300MHzから3GHzの範囲のもの。ただし定義は厳密でない。
マイクロプロセッサ
コンピューターの核となる処理機能・演算機能を一つに(または少数に)まとめた集積回路。
アルバート・マイケルソンとエドワード・モーリーが協同で行った、光速を求める実験。光が伝播するための媒質「エーテル」を検出することが目的であったが、エーテルは存在せず、光速が一定であることを見だした。この発見が後の特殊相対性理論へと繋がっていく。
マイスナー効果
超伝導体内に磁束入れなくなる現象。超伝導体の上に磁石を置こうとしても、磁束が超伝導体内に入れないため反発し、磁石が浮いていまう。
マクスウェルの悪魔
ジェームズ・クラーク・マクスウェルが提示した思考実験に登場する架空のキャラ。分子の動きを観察し操作できる。
マクスウェル方程式
電磁場の性質を表現した電磁気学の基礎方程式。4つの式から構成される。
曲げ荷重
材料を曲げる方向に与える荷重。
マザーボード
コンピュータ等の内部で中心となる回路基板。マイクロプロセッサやメモリ等の各部品を搭載する。
マジック・ナンバー
陽子と中性子が特定の数のときに原子核は極めて安定する。このときの陽子と中性子の数を魔法数、またはマジックナンバーという。
マスクROM
内容の変更が不可能なROM。製造時に書き込まれた回路のデータをユーザーが変更することができないROM。
マッハ
速度と音速(秒速340メートル)の比。音速の1.5倍の速度ならマッハ1.5。マッハ数ともいう。
魔法数
マジックナンバーの別名。原子核が安定する陽子と中性子の数。
ミューオン
素粒子の一種。レプトンに分類される。ミュー粒子ともいう。質量は電子の約200倍。
ミュー粒子
素粒子の一種。レプトンに分類される。ミューオンともいう。質量は電子の約200倍。
電子が持つ電荷を素電荷(または電気素量)という。
ミリカンの実験とは、素電荷を測定するための実験である。
帯電させた油滴を噴霧する。
この油滴は重力により落下するが、電圧を加えた電極間でクーロン力を受け空中で静止する。
静止した瞬間の電極間の電場の大きさから、油滴の電荷が算出されるのだ。
算出された油滴の電荷は、常に「ある値」の整数倍になる。
「ある値」が電荷の基本となる量、素電荷である。
ミンコフスキー空間
3次元空間に時間を組み合わせた時空を表現するための空間。
ムーアの法則
半導体の集積度は24か月ごとに二倍になるという経験則。
無理数
分子・分母の両方が整数である分数にならない数。分子・分母の両方が整数である分数になれば有理数。0.333333・・・・は3/10になるので有理数。
メーザー
レーザーと同じ原理で発振するミクロ波。
メートル
長さの単位の一つ。SI単位の基本単位。もともとは北極から赤道まで距離の1000万分の1として設定されたが、現在では光が2億9979万2458分の1秒間に真空中を進む長さとして定義されている。
メカトロニクス
機械を電子制御するための技術の総称。メカニクスとエレクトロニクスの合成語。和製英語。
メモリー効果
二次電池の電荷が残っている状態で継ぎ足し充電を繰り返すと、容量が減少した様に見える現象。
メモリスロット
マザーボード上でメモリを装着する場所。
メモリセル
半導体メモリの中で、1ビット(0または1)の情報を格納するために必要な最小の構造。記憶セルともいう。
毛細管現象
細い管の内部を液体が上昇していく現象。管が細いほど液面は高くなる。液体の種類と管の素材の組み合わせによっては、液面が低下することもある。毛管現象ともいう。
文字コード
コンピュータが区別できるように個々の文字・記号に割り当てた固有の数字の体系。UTF-8、JISコード、シフトJISコード、ASCIIコード等がある。
モノポール
磁石は必ず、N極とS極がペアになっている。
磁石を切断しても切り口が新たな磁極になるため、N極とS極は常にペアとして存在するのだ。
一方で、N極だけ、またはS極だけの仮想的な磁石を磁気単極子、またはモノポールという。
量子力学では、モノポールの存在が予測されているが、現在までのところ、まだ発見されていない。
モノリシック集積回路
基板上にトランジスタ、ダイオード、キャパシタ、抵抗を配置して回路とした集積回路。「モノ」は「一つ」、「リシック」は「石」の意味。一般に「集積回路」といえばモノリシック集積回路のこと。
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