物理学用語辞典
ヤ行
複数のスリットを用いることで、光の波動性を示す実験。
ヤング率
縦弾性係数ともいう。「応力(力/断面積)」を「ひずみ(伸び/元の長さ)」で割った値である。
有機半導体
半導体の特性を持った有機物。
測定値を読み取るときに「最小目盛りの1/10の値を目分量で読む」というルールを設けている。
このルールに従って読み取った値を有効数字という。
もし最小目盛りが0.1Vであれば0.01Vまで、0. 01Vであれば0. 001Vまで読み取ることになる。
有効数字は、最小目盛りの1/10の範囲で不確かさが含まれた数字なのだ。
「有効」という言葉から、「有効数字は全桁が正確」といった印象を持つ人がいるが、それは誤りである。
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誘電正接
電気エネルギーの損失の程度の指標となる数値。
絶縁体に外部から電圧が加わると、電流が流れないが、分極(後述)という現象が起きる。
分極や分極によって生じる絶縁体の働きに着目した場合、絶縁体とは言わずに誘電体という。
絶縁体とは別に誘電体という物質群が存在するのではない。
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誘電分極
絶縁体を電場内に置くと、絶縁体の表面に電荷が現れる現象。
誘電率
絶縁体の電気の貯めやすさを示す値。絶縁体は電気を通さない代わりに、誘電分極によって電気を貯める性質を持つ。誘電分極のしやすさを示す値。
誘導起電力
電流の変化によって磁束が変化するとき、電流の変化を妨げる方向に発生する起電力。逆起電力ともいう。
ユニジャンクショントランジスタ
1つのエミッタ端子と2つのベース端子で構成されたトランジスタ。単接合トランジスタ、ダブルベースダイオードともいう。UJTと略す。
ユニポーラ・トランジスタ
トランジスタの一種。ユニポーラとは、1種類のキャリア(電子または正孔)のみで動作するタイプであることを示す。これに対し2種類のキャリアで動作するタイプのトランジスタをバイポーラ・トランジスタと呼ぶ。電界効果トランジスタはユニポーラトランジスタの代表例。
陽イオン
正の電荷を帯びた原子(または原子団)。電子を放出したため負の電荷を失い、結果として正の電荷を帯びている。正イオンまたはカチオンともいう。
陽子
原子核を構成する粒子の一種で、正の電荷をもつ。中性子とともに原子核をつくり、両者は核子と呼ばれる。大統一理論によると陽子は永遠ではなく、非常に長い時間のうちに崩壊することが予言されている。
陽子崩壊
陽子の寿命は無限ではなく、長い時間を経て崩壊することが予言されている。カミオカンデの実験では陽子の崩壊は検出されていない。
陽電子
プラスの電荷を持つ電子。電荷の極性以外の性質(質量やスピン角運動量)はすべて電子と同じ。電子の反粒子。
横弾性係数
せん断応力とせん断ひずみの比
四つの力
自然界に存在する4種の根源的な力。重力、電磁気力、強い力(強い相互作用)、弱い力(弱い相互作用)。
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